ライトノベル作家、大谷久のブログ
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つーまーさんと売れない作家128

ベランダと窓の間が冷蔵庫、大谷久です。

 

北海道の住居って二重窓になってるので、窓と窓の間が

冬の間だとだいぶ寒い。冷蔵庫くらい寒い。

なので買ったけど冷蔵庫に入れておくとスペース取るしなぁっていう

缶ビールあたりが窓の間に置かれて冷やされていることがあります。

我が家でもつーまーさんの飲みかけのワインが、窓と窓の間に

置いて冷やされていたのですがさっき見たら軽く凍っていました。

凍りかけのワインって、ワインとして重要な成分が破壊されているような

気がするんですけれど、美味しいんだろうか。

今度、こっそりお風呂に入れてワイン風呂にしてやろうと思います。

 

 

窓の間は寒けど、リビングは暖かいので安心して。

 

では、今日も書きます。

 

エピソード128【はじめようジャージ生活】

 

今週の日曜日は11月22日で、いい夫婦の日だったらしい。
いい夫婦を目指しながらも仮面夫婦生活を六年くらい続けている
僕とつーまーさんという関係は、
良いとか悪いとかそういう段階で語れるものではないような気もしますが、
それを踏まえてこのブログ読むと怖いからね。
そんな世界観で交わされている話題です。

 

「ジャージが欲しいのです」
「君はさ、いっつも急に欲しくなるよね。前々から欲しそうな
 話題を出していたとかなく、急に言うよね」
「すみません、唐突に欲しいなぁと思ってしまって」
「で、ジャージくらい買えばいいじゃないか。
 わざわざ私に言わなくても」
「でもつーまーさん、結構僕の着てるものにあれこれと言いますから。
 一応、確認の為に聞いておこうかなと思いまして」
「言うよ、そりゃ言うさ。だって君は放っておいたらおかしな方向に
 進んでいっちゃうから。毎日同じような服を着はじめてアニメキャラみたいな
 変わらない服装を実践しようとしたりするから」
「そうじゃなくてですね。僕がかっこいいなーと思って買った服に対しても
 それ着て私の隣歩かないでね、的なことを言う時あるじゃないですか」
「胸のあたりに大きく『TOKYO』って書いてるトレーナーのことかい?」
「あれ、僕としてはめちゃくちゃかっこいいなって思って買ったんだけどね」
「ウケ狙いか、外国の人以外に買おうと思わないけどね。
 君はそういう妙な趣味があるから買う前に一応聞いてくれるのはありがたいかな」
「それで、ジャージなんですけど」
「ちょっと待って。運動する時だとか大掃除の時以外に着るつもりなの?」
「え?そりゃ私服として着たいんですけど」
「駄目、無理。私服にジャージ着てる人と一緒に居たくない。尼崎の人じゃん」
「ものすっごい偏見にまみれた発言はスルーしますけど。
 そんなに駄目ですか、ジャージ」
「普段の私の私服を見てないのかな?過剰にフリルが付いていたり、パニエを何重にも仕込んだり
 そういうね、無駄な努力が前提で管理も着るのも苦労する。
 そういう服が私は好きなの。ユルく着る為だけに作られた服なんて認めたくない」
「それを言い始めると、僕は今後、十九世紀の英国紳士みたいな格好をしていかないと
 いけないってことでしょうか?」
「そういう道に進むのが好ましいよね」
「20世紀後半の英国くらいがいいんですけど」
「えっと、セックスピストルズみたいなの?それはそれで有りかなー」
「今からパンクスを目指す自信はないです。スキンヘッド似合わないですし」
「君の中のパンクスがだいぶ尖った感じなのはわかった。
 けど、私服がジャージは駄目だよ。ほら、だって君ジャージーンズみたいな。
 ジーンズにしか見えないジャージも欲しがってたでしょ?」
「あれ、実はジャージほど気軽に買える値段じゃないんですよね。しっかり高価っていう」
「例えばあれを買ったとして、ジャージの上着を着たらね。
 言ってしまえば全身ジャージだよ?なにそれ、お洒落する努力を忘れた愚民にも
 程があるだろ。こっちはくたばれゴムウエストを信念にやってるっていうのに」
「じゃあ上着だけジャージならいいんですか?
 ほら、妻夫木くんがそういうファッションをしていたり」
「あの、2000年代初頭の話を今されても。当時はね、そりゃ流行ってたけど。
 アディダスのオリジナルだっけ?葉っぱのマークのロゴのジャージとかね」
「そういう感じのお洒落ジャージならいいんですか?」
「でも、私の中でジャージってあれだからなぁ。
 通学の時の服だからなぁ。どうしてもかっこ悪いっていうか」
「あぁ、つーまーさんって学生時代、ジャージ通学してたんですよね。
 制服は式典の時にしか着ないっていうアレな感じな学生生活だったっていう」
「あ、今すごいムカついた。アレな感じっていう誤魔化し方したけど
 絶対に田舎者だと馬鹿にしたろ。ジャージで生活したことないんだろ、君は」
「体育の時間だけ着替えるんじゃないことに衝撃を受けただけで。
 馬鹿にはしてません」
「私の知り合いなんて、ジャージのことジャージスーツっていうからね。
 しかも略してジャスだよ?」
「ジャスってなんかもう、日本農林規格っぽいですもんね。
 特殊過ぎてついてけないです」
「そんなジャージスーツに青春を踏みにじられてきた私からしてみれば
 あれを私服にしようという邪悪な考えは認められない」
「えぇー。僕は別に楽チンを目指して着たいわけじゃかったのですけど」
「じゃあなにを求めて着るの?」
「え?面白いから?」
「なにが?」
「僕が欲しいなぁって思ったジャージって、エンジ色の学校指定ジャージみたいな
 やつなんで。通称芋ジャーって言うんですけど。
 あれを今更着たいんです。面白そうなんで」
「余計駄目だよ。お洒落ジャージってことで受け止めてたけど、
 芋ジャーは嫌だよ。むしろ良いって言う人の方が少ないよ。
 なに、バラエティで体当たり企画に参加してる芸人さんを目指してるの?」
「確かにたいてい着てますけど。そうじゃなくて、芋ジャーってなんか懐かしい感じ
 あるじゃないですか。言い換えればクラシカル?
 昭和レトロモダンクラシカルスタイル?
 というわけで、つーまーさんの服装にも通じるものがあるかなーって」
「まるで通じないから。
 だからジャージはやめてね。新しいスカジャンを買うのは許してあげるから」
「スカジャンは良くてジャージは駄目…。
 つーまーさんの線引は難しいです」

 

というわけで、ジャージ生活は開始されなかったのですが、
別に僕はジャージの機能というか楽ちんな格好をしたくて着たいのではなく
ジャージを古風で硬派なものだと思っているので纏いたいだけなのですが
わかってもらえず。
じゃあ、ジャージにフリルやレースを付けてデコってみるのはどうだろう。
それを着ている僕。
隣を歩くどうこうより、架空の生き物みたいなジャンルになりそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

蛇足のようなもの。

試しにアディダスのサイトに言ってエンジ色のジャージを探したら

見つかりませんでした。

ジャージと言えばあの色って気がしていたんですが、

改めて探すとないものですね。芋ジャーで検索すると結構見つかりますけど。

どうせならアディダスのが欲しい。変なこだわりがあります。

芋ジャーで探して見つけると、「あのバラエティ番組からも注文があった」

と書いてあったりして、やっぱりそういう方面の需要が強いんだろうか。

これはもう、アディダスのエンジ色のジャージを探して

さらにフリルでデコるオリジナルジャージを作るしかない。

きっとアディダスさんが見たら怒るだろうな。冥土で怒るアディダスさんに

背中を向けて着てみよう。

 

 

 

 

 

 

ではー、次のブログで。

| 18:27 | つーまーさんと売れない作家 | comments(0) | trackbacks(0) |
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