ライトノベル作家、大谷久のブログ
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つーまーさんと売れない作家137

よい時代になったなぁ、大谷久です。

 

ツインテールの日が広まれば、SNSにツインテールの可愛らしい画像が
溢れ、猫の日になれば猫耳姿の可愛らしい画像が溢れる。
そんな国、日本に生きていてよかったと思います。
どんどんピーキーになっていく変態の国だと周りから思われている
かもしれませんが、このまま突き進んでいってくれた方が僕は楽しい。

 

さて、今日もブログ書きます。

 

エピソード137【おふくろの味…それは涙味】

 

「第一回、世にも悲しい実家メシ大会を開かない?暇だから」
日曜の昼下がりにもなれば、こんなひどい大会だって開かれてしまいます、
我が家では。
大会名がもうすでに辛い思いしかしなさそうなのですが、
暇ですので、紅茶でも飲みながら、ゲームでもしながら、
片手間で良いならそんな大会だって開いてみてもいいかもしれません。

 

「そもそも第一回じゃない気がするんですよね。
 つーまーさんの悲しい実家メシエピソードはよくよく耳に致しますけど」
「今日はね、君の悲しい実家メシも上げてもらう、対決方式で行きたい!
 そして私は勝ちたい」
「じゃあつーまーさんの勝ちでいいです。勝てる気しないので」
「それじゃあつまんないでしょ。退屈でしょ。
 せっかくの大会が台無しじゃん」
「準備期間が0秒の大会なので台無しでも誰も不満はないと思います」
「勝てる気しないからって、辞退はない。
 試しに予行演習してみよう。
 ほら、君からでいいよ。悲しい実家メシどうぞ」
「えーっと。両親共働きで一人で食べた中華ソバ」
「じゃあこっちは、兄弟と殴り合って勝ち取った一枚の海苔で食べた海苔ごはん」
「だから無理ですって。そんなのに勝てるエピソード持ってないです」
「僅差だから…今の、惜しいとこだから」
「全然ですよね。言っても僕、実は悲しくもなんとも思ってなかったですし。
 一人ごはん好きですから」
「一人ごはんが好きな子どもって悲しいよね」
「あと、家が飲食店だったんで作ってもらう料理は基本プロの味なので。
 一人で食べても美味しいんです」
「うらやましいなこのやろう、ぶっ飛ばすぞ」
「ガラ悪いなぁ…」
「美味しいプロの味を常に食べられるとか、どこの王様だよ」
「飲食店の身内だって説明してるじゃないですか。王様じゃなくて庶民です」
「よし、君の一敗ってことで続きやるよっ」
「続くんですか、これ?」
「じゃあ、今度は私が先攻だ。
 24歳の時、天ぷらそばを食べる時まで本物を知らなかった、玉ねぎだけのかき揚げ。
 もちろんべちゃっと仕様」
「玉ねぎ揚げじゃないのだろうか、それは…。
 では僕は、子どもの舌には早すぎたバルサミコ酢の効いたカルパッチョ」
「君は本当に呪殺されたいようだな。言うに事欠いてカルパッチョだと。
 自慢じゃねぇんだったらなんだってんだよ!」
「子どもの舌にはきつかった印象がありまして…その…」
「次に自慢ぶっこいてきたら、妻子共々呪ってやる」
「子は居ないですし妻はあなたなんですが、それは」
「私が呪われたって良いって言うの?」
「なんかもう人格が二つある気がします、怖い…」
「だって子どもの舌に合わなかったシリーズってまずい悲しいとは
 ちょっと違うベクトルの話になってくるじゃん」
「そうでしょうか…。大人だけが好む珍味は子どもにはたいていマズイ、みたいな
 のありませんか?」
「いや、珍味系はだいたい好きだけど?子どもの頃から」
「マジですか。あの、なんか大人がお酒の席で食べてる時しか見たこと無い
 乾燥したマグロの身が小さいサイコロみたいになってるマズイやつも食べれます?」
「銀色か金色の包み紙にキャンディーみたいに包んである?」
「それです。僕、未だに苦手なやつです」
「マグロキューブだよね。もちろん好きだけど。子どもの頃に親がお酒飲んでる
 時に盗み取るおつまみの代表格だっただよ?」
「なんで盗み取らないといけないんですか。オリバーツイストみたいな世界観
 やめてください」
「マグロキューブなんで嫌いだったの?」
「猫のおやつみたいな味がするのです。だからずっと苦手で…」
「なんかわかる気がするけど、私の子どもの頃からの好物を猫のおやつって…。
 ひどいな」
「だからこの手の話してるとひどい感じになっていくんですよ。やめましょう?」
「じゃあ、次でラストだ。
 最後は連戦、二つ続けて言って悲しかった方に三千点」
「今までの勝負が無駄パターンです」
「じゃあ、私から。
 お腹が空きすぎて開発した、庭にあった青いトマトの浅漬け。それと、
 食べると記憶が消えるお母さんのクッパ!
 これが私の悲しい実家メシ主将だ!」
「…記憶が消えるって、あまりの不味さに脳が覚えていちゃまずいって
 判断したんでしょうか?」
「それくらいの味だった気がするけど。なんか、もうほんとに
 クッパの味を思い出そうとすると頭の中がぼやけるの」
「食べ物という名の精神破壊兵器ですね」
「これに君は勝てるかな」
「えっと、では僕はポテトグラタンとザワークラウトのスープ」
「勝負を投げたってことでいいの、それは。
 どっちとも美味しそうなんだけど?」
「悲しい実家メシですよね?だったらこれが二大巨頭です。
 どっちも味は美味しいんですよ。僕、子どもの頃から好きだったんです。
 これがおふくろの味なんだなーって思ってました」
「う、うん?」
「ついこの間、知ったんですけど。僕が二十歳を越えてまでずーっと
 おふくろの味だと思って一番好きだったこの料理、実は親がスーパーで
 買ってきた出来合いだったんです。僕、スーパーの味がおふくろの味なんです」
「あ、なんか心に来たなぁ。この勝負で初めて鍔迫り合いをした気がする」
「明治屋さんが僕のおふくろなんです。悲しくないですか?」
「わかった。私が悪かった。
 だからもう引き分けってことにしよう?どっちとも三千点だよ」
「となると、つーまーさんの方が前の勝負で点数を取ってるので
 総合的な勝者ですね」
「そこはしっかり点数計算するんだね、君ってこまめ」
「第一回世にも悲しい実家メシ大会、勝者はつーまーさんです!
 勝者には豪華景品、青いトマトの浅漬をご用意しています」
「未だに好きだよ。こんなの食べてるの私くらいしか居ない気がするけど」
「あと、副賞としてお義母さまのクッパです」
「それはほんとうにやめて。
 ほんとうに思い出しちゃいけないやつだから!」
「そこまで言われるとどんな味か気になりますけどねー」
暇の潰し方は色々ありますけれど、
もしまた暇になって第二回が開かれるとしたら
もう持ち玉がなかったりする僕です。
どうしようかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蛇足のようなもの。

マグロキューブなるものが猫のおやつに見えると書きましたけど、

大人になってからそれに似たもの見つけまして、

コンビニで売ってるジャーキーで、スティックタイプになっていて

食べやすく開発されたんでしょうけど、

スティックタイプのジャーキーも猫おやつ感が強いなぁと常々思ってました。

猫飼っていないとわからないと思うんですけど、

またたび練り込んでるおやつジャーキーとかあるんですよ。

僕もねこのおやつっぽいと思ってますし、猫の方も僕が食べてると

いや、お前の食べ物じゃなくね?私のよね?

みたいな感じで寄ってきます。

ペットが食べるものと似てるのって、紛らわしくて嫌ですよね。

まぁスティックのジャーキーは好きですけど。

 

 

 

 

 

 

ではー、次のブログで。

| 16:10 | つーまーさんと売れない作家 | comments(0) | trackbacks(0) |
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