ライトノベル作家、大谷久のブログ
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猫とかアイドルとか怨念とかだったら、じゃあまずはアイドル

三月に入ったのでブログ更新します、大谷久です。

 

二月三十日や三十一日がまであると思っていた方々の

完全催眠が解けないうちに三月ブログを更新です。

 

この間、新しくもいい加減なカテゴリを作ったので

舌の根も乾かぬ内に更新しておこうかなと思いました。

けれども、唐突につーまーさんのカテゴリを打ち切ったかのように

思われそうですが、そういう訳ではなくただカテゴリが増えたってだけで

急に再開したりしますので、その辺の記事が好きだった方が

居るのでしたらご安心を。

 

 

一応二回目となる当カテゴリの記事なんですが、

猫かアイドルか怨念に付いて書こうと思っています。

ただの雑談にならないように、テーマを決めてという感じですが、

テーマを決めた雑談になることは目に見えています。

あと、伝えたいことが特にないという当ブログの根底も健在中です。

 

上記三つのテーマから選ぶとするなら、圧倒的に怨念をテーマにした方が

沸いて出て来る量が違うのですが、今日はひとまず

アイドルをテーマに書いてみようと思います。

 

エピソード:アイドル。

 

などと書くとワンピースの映画っぽくなりますね。

ワンピファンの気を逆立てるようなことを書きたかった訳ではなく、

エピソードとそれに付随するタイトルのようなものを付けたかったのでした。

では。

 

 

エピソード:アイドル。

『彼氏系オタクが気になる』

 

エピソードアイドルというからには、
最近注目している地下アイドルの紹介やら劇場レポでも
書けよって思われてもそんなのは他で見ればいいのだし。

それよりもアイドルを好きなオタクの方が気になる。

なぜなら、オタクという言葉が「ファン」だとか「〜好き」

という言葉と同義に使われている非常に使い勝手の良い言葉になった現在において

なかなかに深い、何がとは言わないけど深い、そんなオタクを知ったのだから。

 

 

彼氏系オタクについて、

まずは説明を。

彼氏面オタクとも彼氏ヲタとも呼ばれる存在なのだけれど、

簡単に言えば、

「アイドルと付き合っている彼氏という設定でアイドルを応援しているファン」

のことを指すらしい。

自分の彼女が実はアイドルで、自分はそんな彼女のアイドル活動を陰ながら

支えているんだぁ。…本当に付き合ってはいないから脳内だけでね。

という説明を聞いて、なんて想像力豊かなオタクが居るんだと感嘆するか

この世に存在する七つの地獄のうちの一つを発見!と思うかはあなた次第。

 

 

彼氏系オタクが取りがちのポジションが、後方支援型だという。

公演中、最前線で盛り上がるわけでもなく後方にずっしりと構えて

「今日も○○は頑張ってるな。ファンも熱いコールしてるし。さすが俺の彼女」

などと心の声で呟きながら、腕組みなんかして薄い笑みを漏らしたりする。

一歩引いた立ち位置から、しかし自分は他のオタクとはひと味違うという

演出を自らに施したりする。

こういうのってセルフプロデュース能力って言うんだろうか。

ちなみに○○頑張ってるな、に入る○○は殆どが呼び捨て。

なぜなら自分の彼女にちゃん付けやさん付けなんてするはずがないのだから。

 

 

 

 

ここまで読んで、「こんなオタク絶対に無理ー」と思った方。

大丈夫、安心して欲しい。

なにせ相手は彼氏系オタク、自分の妄想の世界でアイドルを彼女にしている理想高き

彼らに対して「絶対に無理ー」と言ったところで、「いや、そういうお前らのことが

こっちとしては無理だから」と返す刀ですぱっといかれる。

佐々木小次郎ばりの燕返しで現実を斬り伏せる剣豪を前に、

そんじょそこらの「無理、駄目、しんどすぎ」が通じると思ったら大間違いだ。

しかし彼らとて行き過ぎると、「あれ?マジで俺の彼女じゃなかったっけ?」とか

「もうそろそろアイドル引退して俺と結婚を考えないとな」

といった、妄想と現実の区別がつかなくなっていくことがあるので要注意。

そうなったら個人の楽しみの域を超えている。

 

 

では個人の楽しみの域を超えそうになった時、

どうすれば「だってあいつは俺の彼女なんだから!」というやるせなくも

行き場のない、というか放し飼いにしては行けない大型犬みたいな妄想を

処理すればいいのだろか。

一つやってみて欲しいことがある。

「夢のうつつに妄想世界を広げてみる」ということだ。

頭の中でアイドルを彼女に出来るならば、彼女がアイドルだという以外の設定を

例えば夜、布団に入ってから眠りにつくまでの間、

目を瞑りながら練ってみるのはどうだろう。

夢とうつつの間では、どのアイドルが彼女だろうと問題はない。

むしろアイドルの彼女が居るなら、その子の友達や先輩後輩もアイドルである可能性が

高くないだろうか。そんなアニメを見たことがある、という説得力低めの言葉を

添えておこう。

そうなるとアイドルを彼女に持つそいつの周りはアイドルだらけになるはずだ。

さて彼氏系オタクはそんな妄想世界でどんな立ち位置を取っているのだろう。

 

かつて僕は某アイドルグループと恋をしよう、という主旨の恋愛シュミレーションゲームを

やったことがあるけれど、その時に自分の分身たる主人公は

なんの理由もなく最初から百人を超えるアイドルの連絡先を知っていたし、

顔を合わせれば「あ、大谷さん」といった感じで顔も名前も知れ渡っていたところから

スタートした。

一体、どんな人物なのか。まったく自己投影が出来ない。

考えうるもっとも簡単な答えがグループのマネージャーという立場だったが

そうだったとしたら頭のおかしなマネージャーだとしか思えない、なにがアイドルと恋をしようだ。

お前がしないといけないのはカフェでデートでも自宅デートでもなく

スケジュール管理なのだから。

 

 

彼氏系オタクはどうしてアイドルと付き合えたんだろう、脳内でだけど。

たまたま学校で知り合った、たまたま握手会でこっそりLINEを教えてもらった、

たまたま道で声を掛けた。

どう考えても都合の良すぎる設定であるけれど、

だったらもっとぶっ飛んだ設定に変えてしまった方が楽しめるのではないだろうか。

とある滅びた王国唯一の生き残りの王子が身分を隠してお金を稼ごうと立ち寄った冒険者ギルド

で知り合ったのが同じく冒険者のアイドルだった。

くらいまで現実離れした妄想を寝る前にしていたら、きっとすぐに寝落ちする。

寝落ちせずに悶々としてしまったのなら、ギルドで出会ったアイドルとどうやって恋に

落ちるかを事細かに脳内で描写でもすればいい。それで眠れなかったら病院に行こう。

この手の妄想はあり得なさすぎて、現実と混同しにくいという良い点がある。

劇場公演で頑張っているアイドルがいつの間にか本当に自分の彼女だと思いこんでしまう

ことはあるかもしれないが、

冒険者ギルド『緑の鷹の爪亭』で最近名前を上げているアイドル女戦士が自分の将来の

お嫁さんなんだと思ったとしても、現実に緑の鷹の爪亭はないのだし、

アイドルは女戦士をやっていない、ビキニアーマーも常に着ていない。

あぁ、あれは自分の妄想世界での出来事なのだとその時点で気付けるだろう。

 

そこまでしても妄想と現実の区別が出来なければ、やっぱりそれはオタクとか

そういうの関係なく、色んなとこがメンテ不足として言えない。

 

 

こんなことを書いておいて、じゃあお前はそんな妄想をしてもいないのに

偉そうにと思われない為に、今週に入ってから寝入り際に上記のような設定を

頭の中で妄想しながら布団に入ってみた。

設定に懲りすぎた余り、なかなかに目が冷めてしまったけれど

なんとかギルドで仕事をもらい、アイドルとパーティーを組んでダンジョンに

挑むという妄想まで進めたところで、だいぶ夢の方へと深く足を突っ込んでしまい

夢特有の荒唐無稽な展開に陥った。

気付いたらアイドルの仲間でなんていない。

ダンジョンというか頭のおかしな創造主が作り出した歪つな空間に取り残されている。

極めつけはなぜか片腕が真紫に変色して痺れている。

というところで目が冷めた。

ベッドの隣を見れば、眠っているつーまーさんが僕の左腕に乗りかかって

下敷きにしていた。

たぶんあのまま寝ていたら腕の血が止まって朝起きたら夢同様に

腕が真紫になっていたのじゃないだろうか。

恐ろしい現実もあったものである。

 

 

かように現実は妄想よりも厳しい。

彼氏系オタクは、より深く妄想の沼へと浸かり

現実と妄想を混同しないように努力しつつ、

体がふやふやになろうと夢を見続ける地獄温泉みたい妄想を

楽しんで欲しいとしか言えない。うん、言えない。

 

 

 

 

 

 

 

ではー、次のブログで。

 

 


 

 

 

 

 

| 15:19 | 猫とかアイドルとか怨念とか | comments(0) | trackbacks(0) |
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